サービス・マーケティングの基礎#3
IBMの方やら、元コンサルタントの方やらが講義を行ってくれる面白い講義。サービスについて考えられるので、個人的には好きです。
今回の講義は
- サービスについて改めて確認する
- サービス・マーケティングの手法を実践を通じて理解する
ことである。
サービスの定義やサービス分類、顧客との関係は置いておいて、今回はその中の事例で紹介されたリクルートの広告チラシ「タウンマーケット」について、考えてみたい。
もともとは、近所のスーパーや地元密着の広告などのチラシをネットで見ることができるようにしたサービスである。最近では、そのサービスを昇華させて、テレビ番組欄をセットにして無料配達を行うサービスを実施している。
新聞を取っていない人や、新聞をテレビ欄しか読まない人などをターゲットにしていると考えられ、現在では、東京・神奈川など地域限定ではあるが、40万人以上(データが古いのでもっといるはず)は存在しているという。
講義では最近出版された「FREE」という本を前置きとし、この無料ビジネスが今後収益が増加し、花形となるのか、についてディスカッションというか生徒に疑問を投げかける形式で行われた。
Question内容としては以下の通り
以前コンサルタントだった人が行っている講義だったので、このQuestionにどう対応していくか!!ってところが個人的には興味津々だった。市場規模に関しては、フェルミ推定などを用いており、あまりデータがないにしても数値を出すことに貪欲だなーと感じた。
すべての質問に回答するのは、面倒なので、新しい「無料宅配サービス」をどう見るか?という点にピックアップしながら考えていきたい。
新しい「無料宅配サービス」をどう見るか?
どのようなターゲットにどのような付加価値を追加できるか?
これは、もちろんデジタル化に遅れた主婦層にウケルと言える。近年の不況に伴い、新聞の定期購読は値段が高いし、また情報はTVからでも取れるということから、簡単に家計の予算から排除できる。新聞には折り込みチラシやTV欄など必要な情報があるが、それらが無料に代替できるのであれば、簡単にスイッチすると言える。
新しいサービスにより収益性はどう変わるか?
広告費やチラシの値段設定、現在の登録者人数がわからないので、なんとも言えない。推定しろやー!と言われる気がするけど、そこはごめんなさい。。
「競合の追随はありそうか?あったとしたら勝てそうか?
競合の追随はあると思う。あと、競合は新聞社なんじゃないかなー。全国にチャネルがあるし、チラシなどの広告契約もすでになされている、あと、新聞業界が縮小傾向にあることから、これは狙うべきビジネスじゃないかと思う。新聞社が競合になった場合、正直言ってリクルートは勝てそうにない。
今回はちょっと簡単に思ったことを書きました。こんなことをまじめに真剣に書いていったら、頭の整理になるので継続していきたいですー