【補欠】は機会を切断する
と昨夜にTBSの久米宏さんの番組で、セルジオ越後さんがおっしゃっていた。もちろん、サッカーでの話である。チームの中でのレギュラーと補欠に焦点を当てながら、日本のサッカー環境を批評していて、とても興味深かった。
なるほど。セルジオさんが言うサッカー競争システムに関して一理あるな。確かに、高校サッカーで補欠とレギュラーとの技術面の乖離がどんどん広がっていくって経験があるな。うん。
レギュラーと補欠の技術面の差がなぜ生まれるのかをちょっと考えてみた。
- describe the Event between regular and reserve player
- 補欠とレギュラーメンバーは試合経験に差が出る
- 補欠とレギュラー間に経験の差から技術の差が生まれる
- 補欠は技術の差からレギュラー争いに負ける
きっとこれがループとなり技術面・経験面での乖離が生まれるのかな。そう考えると、補欠とレギュラーは同じチームにいるにも関わらず、別チームに所属しているようなものだ。だったら、補欠をなくすために、みんなレギュラーにすれば良いじゃん!と言う意見が出てくるはず。もちろん、それは当然のことで、じゃあどうしたらみんなレギュラーになれるのか以下の可能性を考えてみた。
- 試合に出る人数を増やす
- 1試合に出場できる人数を増やす
- サッカーの試合に出れる人数を11人以上にする
- スポーツの種類が変わってくるので却下
- 試合時間を長くして、試合を通して多くの人数を出場できるようにする
- 人数が少ないチームが不利なので、なかなか難しい
- 人が出れる時間を制限する
- 11人以上チームにいないと無理が生じる
- サッカーの試合に出れる人数を11人以上にする
- 試合数を増やす
- 1チーム当りの試合数を増やす
- チーム全体での力を評価できる。
- が、トーナメントやリーグ戦などの公式戦では目的が「勝利」なため、サブメンバーが試合に出れる可能性が少ない
- チーム数を増やし、全体での試合数を増加させる
- これが一番手っ取り早い
- 1チーム当りの試合数を増やす
- 1試合に出場できる人数を増やす
セルジオ越後さんは「チーム数を増やし、全体での試合数を増加させる」という方法を主張していた。日本のサッカーヒエラルキーの底辺が拡大しなければ、全体が拡大しない。様々な人の競争が生まれなければ、強くならない。
うーん。なるほど。ではでは、サッカーチームの母集団が増えれば、日本にこういった状況を打開できるはずだな。でも、サッカー人口が増えているなら、チーム数はそれに比例して増加するはずじゃん!って思う。
その意見への回答として、サッカー人口が増えても日本の学校数・クラブチーム数が増加しないが挙げられるだろう。今現在はサッカー人口が増えているから、クラブなどを作り、チームを増やしてもいいのだろうけど、将来的に少子化が進む中で、チームが運営できなくなることを考えると、なかなかチームを作るという案には到達できなさそうだ。
要するに、この問題に対して効果的なブレイクスルーを見つけなければ、日本のサッカーは今以上に、ブラジル以上に強くなることはないのかなぁ。
日本のサッカーが世界でベスト4に入るのはいつになるのやら。。